カツボーイ
1974年生まれ、牡、鹿毛、佐藤喜十郎きゅう舎。父・ダツパー、母・カチナロン。21戦10勝(県競馬)。主な勝ちクラ…新潟グランプリ(1980年)、朱鷺大賞典(1982年)。南関東最強馬と言われ、中央入りしたカツアールの兄で、南関東9勝、中央3勝の成績で7歳の時に移籍してきた。その年の新潟グランプリでは、独走態勢かと思われたが、五十嵐騎乗のアドミアサハタが直線矢のように伸びて、ゴール前はデッドヒート。仲川騎手の左ステッキ、五十嵐騎手の右ステッキ、叩き合いの音がスタンドまで聞こえたらしい。ハナ差で勝ったカツボーイは2分21秒3(2200m)のレコードタイムを樹立。翌年の新潟グランプリはサクラゲキリュウの2着に敗れたが、9歳の時にはその年から新設された朱鷺大賞典でイエラパランサー(1982年のグランプリ馬)に競り勝つなど、引退するまで息の長い活躍をした。